矯正治療で歯茎が下がった!?ブラックトライアングル

 

 

 

 

 

 

こんにちは。名古屋 医療法人清翔会 名古屋駅 エスカ歯科・矯正歯科の小池陵馬です。

 

3月に入り新生活を始める前に矯正を始めたいと多くの患者様が矯正相談に来院されています。

矯正治療することで綺麗な歯並びを手に入れることができることは最大のメリットですが、デメリットもあります。矯正治療を始めるうえでメリットだけでなくデメリットもしっかり把握したうえで矯正治療を始めないと後々こんなはずではなかったということになりかねないので注意しましょう。

 

今日は矯正治療の中で「ブラックトライアングル」についてお話させていただきます。

 

矯正治療をして歯茎が下がった」とブログやSNS等で矯正治療経験者が投稿されているのとみることがあります。歯茎が下がることによりブラックトライアングルができます。ブラックトライアングルとは歯と歯の接触点と歯茎に囲まれた黒い三角形のことです。写真で見た方がわかりやすいと思いますので写真を参考にしてください。

ただブラックトライアングルというと病的な悪いもののように思われることが多いですがそれは間違いです。ブラックトライアングルになったからといって病的な状態というわけではないですし、それで歯がだめになったりもしません。ただ審美的に美しくはないのでブラックトライアングルは病気ではなく審美障害と言えるかなと思います。

 

<ブラックトライアングルができやすい場所>

 

一番できやすいところは下顎前歯部です。

 

名古屋 名駅で安価に矯正治療 エスカ歯科・矯正歯科

ご予約はこちらまで http://www.puchi-kyosei.com/contact/index.cgi

 

ではなぜブラックトライアングルができてしまうのでしょうか?

 

<ブラックトライアングルができる理由>

 

1,ブラックトライアングルができた場所がもともと歯周病だった。歯周病になると歯を支えている骨が溶けますが、歯茎が炎症で赤く腫れているため見た目的に歯茎は下がりません。ただそこから歯磨きを頑張ったり、歯科医院にて歯周病治療をし、炎症が抑えられると歯茎が引き締まり歯茎が下がります。つまり矯正治療だけでなく歯周病の方は歯周病を治すことでブラックトライアングルができます。

 

2,矯正治療をするということはもともとがたつきなどがあり歯磨きがしにくく歯周病になっている方が多いです。一度溶けてしまった骨は基本的に戻りません。よって矯正治療前にもともと歯周病で骨が溶けていて、矯正治療によって歯並びが良くなり、歯磨きがしやすくなることにより歯周病になりにくくなるので歯茎が引き締まりブラックトライアングルができます。歯並びが悪い方はどうしても歯周病リスクが高くなりますので矯正治療をしてブラッシングのしやすい環境を整えて健康な歯茎を維持することが大事です。

 

3,もともと骨が少ない。がたつきの強い方はもともと歯が重なっておりその部分の骨が少なくなっています。よって矯正治療できれいに並ぶことにより歯茎が下がりブラックトライアングルができます。

 

4,矯正治療の特性によるもの。矯正治療は骨のリモデリング(骨の添加と吸収)が起きることで歯が動きます。骨が吸収したり添加したりして安定しないのでその上にある歯茎も安定しません。よって矯正治療中はブラックトライアングルができやすいです。矯正治療終了後骨が安定してくるとブラックトライアングルが目立たなくなることがあります。

 

5,無理やり並べてしまい骨の外に歯が出てしまった場合。非抜歯矯正で無理に外側に広げて並べて場合は、歯茎の裏打ちとなる骨がないので歯茎が下がりブラックトライアングルができます。

 

6,矯正治療によるダメージ。矯正治療で歯を動かしたことにより骨が溶けてブラックトライアングルができることがあります。一般的に抜歯矯正のように動かす量が多いとブラックトライアングルができやすいです。

 

7,歯の形態の問題。長方形の形をしたタイプの歯の場合は歯と歯の間の接触点が幅広いのでブラックトライアングルができにくいですが、歯が三角形(歯の先端から歯茎の方に行くにつれて幅が狭くなっている)の形をしているタイプの方は歯と歯の間の接触点が先端寄りになるためブラックトライアングルができやすいです。

 

 

最後に

ブラックトライアングルとは病気ではないですが審美的にできればあまり起きてほしくないことです。矯正治療中に歯と歯の間を少し削ることで歯の接触点が広くなりますのでブラックトライアングルを小さくすることができます。矯正前にブラックトライアングルができやすいかどうか把握しておくことも大事ですが、できた場合でも目立たなくする工夫はたくさんありますので矯正医に相談してみてください。

 

矯正治療は骨を考えたしっかりとした診断、治療の仕方をしているか、ブラックトライアングルができたときの対処法を武器として持っている医院かでまったく仕上がりが違います。名古屋 エスカ歯科・矯正歯科ではそれらも矯正相談時にしっかりと説明させていただきますので是非一度ご相談にご来院ください。ご予約はこちらまで http://www.puchi-kyosei.com/contact/index.cgi

 

監修者情報

医療法人清翔会 理事長 小池 陵馬(こいけ りょうま) 

 

岡崎高校卒業後、国立広島大学歯学部入学、卒業後に医療法人スワン会に入局。

平成23年岡崎エルエル歯科・矯正歯科副院長に就任。

日本顎咬合学会認定医・日本成人矯正学会・日本矯正学会に所属し、成人矯正歯科治療を中心とした矯正治療に精進する。

現在、名古屋駅にあるエスカ歯科・矯正歯科、名駅アール歯科・矯正歯科・名古屋ウィズ歯科・矯正歯科、中川区にある名古屋ルミナス歯科・矯正歯科を開院し、日々歯並びでお悩みの患者様に症状に合わせた矯正治療だけでなく、審美性(裏側矯正・マウスピース矯正)に優れた矯正治療を行っている。

また矯正歯科クリニックでは実施している矯正医が少ない、寿谷法コルチコトミースピード矯正も得意として、多くの患者様の施術を実施し、多くの患者様から支持を得ている。

グループでの症例実績は2022年1月時点んで8000症例を超える症例数となり、数多くの歯並びでお悩みの患者様に笑顔に自信を持ってもらえるよう優れた矯正治療を行っている。

 

理事長経歴

 

経歴

2004年 愛知県立岡崎高校 卒業

2004年 広島大学歯学部 入学

2010年 広島大学歯学部 卒業

2010年 歯科医師免許証 取得

2011年 臨床研修修了 登録

2011年 岡崎エルエル歯科・矯正歯科 副院長 (医院リンク)

2013年 エスカ歯科・矯正歯科 院長 (医院リンク)

2016年 医療法人清翔会 設立 理事長 就任

2016年 名古屋みなと歯科・矯正歯科 開院 

2016年 とし歯科 矯正監修

2017年 名駅アール歯科・矯正歯科 開院 (医院リンク)

2019年 渋谷ルーブル歯科・矯正歯科 開院 

2021年 名古屋ウィズ歯科・矯正歯科 開院 (医院リンク)

2021年 名古屋ルミナス歯科・矯正歯科 開院 (医院リンク)

 

 

所属学会・修了コース

日本矯正学会所属

日本顎咬合学会噛み合わせ認定医

インビザライン認定医

インコグニート舌側矯正認定医

日本成人矯正学会所属

名古屋市立大学口腔外科 非常勤歯科医師

コルチコトミースピード矯正講習会修了

JETシステムスピード矯正講習会修了

Alphatiteインプラント修了

FLBリンガルスピード矯正コース修了

SBC歯周形成外科コース修了

歯周組織再生療法エムドゲインコース修了

Tweed Pre-Tucson矯正コース修了

オステムインプラントサイナスコース修了

bads通期コース修了

 

 小池陵馬インスタグラム http://www.instagram.com/ryoma_koike_seishokai/

 

エスカ歯科・矯正歯科

住所:〒453-0015 愛知県名古屋市中村区椿町6-9先 エスカ地下街
電話番号:052-452-1255

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